笑っていいともタモリさん/東京講演依頼で人気講師・酒井とし夫
【タモリさんが恋しい】
熱狂的なファンというわけじゃないけど、笑っていいともが終わってお昼の時間帯にタモリさんの顔を見ることができなくなり寂しい。
3/31夜に放送された『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』を見ながらこう思った。
「タモリさんみたいな人をギバー(与える人)と言うのだな。」
私はここ数十年のタモリさんを見ていて、あの番組の中では自分が前面に出るというより若手の芸人さんやアイドルの出番を多くしてみんなが世に出る場を提供しているように感じていました。
周りの人を引き上げるために自分の番組やポジションを最大限に活用するというか、チャンスを与えていた感じ。(もちろん、若手や旬な人たちを登場させることにより視聴率も稼げてマンネリ化も防いでいたのでしょうけど。)
例えると会社でいつまでも自分を前に出して手柄を独り占めして一人で出世するんじゃなくて、部下や新入社員に活躍の場を与えて能力を伸ばして、会社全体で能力を高めて周りの人に喜んでもらえているイメージと言えばいいのだろうか。
だから、『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』にあれほどの人たちが集まったのではないか・・・。
そんなことを思いながらずっと番組を見ていました。
「GIVE&TAKE 与える人が成功する時代」(三笠書房)には世の中には「GIVERギバー」「TAKERテイカー」「MATCHERマッチャー」という3種類の人がいると書かれています。
「GIVERギバー」は受け取る以上に与える人。
「TAKERテイカー」は自分を中心に考える人。
「MATCHERマッチャー」は与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人。
では、世の中で一番成功しない人はどのタイプだと思う?
それはほとんどギバーらしい。
では、最も成功を収めるのはどのタイプだと思う?
テイカー?マッチャー?
実はそれもギバー。
ギバーは成功の一番下だけでなく、一番上も占めている。
テイカー仕事や人生で「勝つ」と他の誰かが「負ける」。
これはゼロサムの世界だ。
すると何とかその鼻をへし折ってやろうと周囲から反感と敵が出る。しかし、ギバーが勝つと周りの人が声援を送り、非難が起こらない。そして、その成功が周りの人の成功を増幅させる。ギバーであることの恩恵は時間とともに大きくなり、長い目でみると素晴らしい結果をもたらす。
(興味のある人は「GIVE&TAKE 与える人が成功する時代」(三笠書房)を読んで欲しい)
綺羅、星のごとく居並ぶ芸能人の輪の中で前歯を見せてはにかみながらニコニコしているタモリさんを見て
「タモリさんみたいな人をギバーと言うのだな。」
と腑に落ちた。
『俺のやる事に意味なんかあるわけないだろ!』
(タモリ)
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