モネの絵／ビジネス心理学講師として人気・酒井とし夫 - 商売繁盛ビジネス心理学　講演依頼講師依頼とコンサルティング・コーチングで人気の酒井とし夫

☆ビジネス心理学講師・酒井とし夫のメッセージ　520☆
【世の中がこんなに綺麗に美しく見えるワケ】
クロード・モネ展に行った。あのモネである。
「ジヴェルニーの積みわら」「バラ色のボート」「舟遊び」「国会議事堂バラ色のシンフォニー」「ウォータルー橋、ロンドン」、そして「睡蓮」のモネである・・何度観ても彩が綺麗である。

作品を観ながら思った。
「モネには世の中がこんな風に見えていたんだなあ」

世の中がこんなに綺麗に美しく見えていたモネを羨ましく感じた。
きっと同じものを見ても、聞いても、経験しても、人それぞれ見えるもの、聞こえるもの、感じるものが違う。

きっと、他の画家が積みわらを見てもモネとは違うように見える。
風を感じてもモネとは違うように感じる。
同じ音楽を聞いても違うように聞こえる。

「世の中」が「美しく見える」人には「世の中」が「美しく見える」のだ。

知覚できるのは己自身の投影。

人は自分が持っているフィルターでしか世の中を見ることができない。
だから、同じものを見ても全く違う見方をする。
それは、対象の問題ではなく、己がそれをどうとらえるかのフィルターの違いでしかない。

自分に見えない、聞こえない、感じないものを
見ること、聞くこと、感じることはできない。

人は自分に見たいように、聞きたいように、感じたいように
見て、聞いて、感じる。

モネには世の中があんな風に見えていたんだね。