会話が弾む方法／商売心理学 商工会議所他の講演講師で人気の酒井とし夫
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◆会話が弾む方法
先日、スポーツクラブに行った時のこと。
更衣室で隣のおじさんが話しかけてきた。
「館内放送でいつも日本語と英語が流れるけど、こんな田舎に外人なんかいないぞ。誰に向けて放送しているんだろうね。」
「そういえば外国人の人がこの施設を利用しているのを見かけたことがありませんね。」
そして、ウェアに着替えてストレッチをしているとインストラクターさんが声を賭けてきた。
「今日はお一人ですか。」
「はい。」
あなたにはこのおじさんとインストラクターの質問の種類の違いが分かるだろうか。
おじさんの質問は会話をしないと成立しない質問です。
インストラクターさんの質問は答えがイエスかノーしかない質問です。
前者をオープン・クエスチョンと言います。
後者はクローズド・クエスチョンです。
よく、会話が続かない、初対面の人と何を話していいのか分からない、という人はクローズド・クエスチョンが多くなります。
「お一人ですか。」
「はい。」
「料理がなかなか出てきませんね。」
「そうですね。」
「・・・・・」
という感じ。
一方、会話の上手な人はオープン・クエスチョンを多用します。
「お一人ですか。」
「はい。」
「料理がなかなか出てきませんが、このお店のどんなお料理が好きですか？」
「サラダが新鮮なので好きです。トマトソースのパスタも美味しいですよ。」
という感じ。
オープン・クエスチョンのコツは5W1Hを使って質問をすること。
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやってを質問に含めます。
例えば
「いつそれをお知りになられたのですか？」
「どこで会われたのですか？」
「誰と一緒に行ったのですか？」
「何がお好きですか？」
「なぜ、そこに行こうと思ったのですか？」
「どうやってそれを手に入れることができたのでしょうか？」
といった質問を織り交ぜながら会話をします。
こうした質問は相手にイエス・ノー以外の言葉で話しをさせるきっかけになります。
こんなちょっとしたことを意識するとコミュニケーションがぐんと円滑になりますね。
PS.
あなたがお客さんの心理を理解して、
そして商売やビジネスに生かすことが出来たら素敵だと思いませんか？
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