なんかふわふわ／商売心理学 商工会議所他の講演講師で人気の酒井とし夫
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◆なんかふわふわ
人は何かを理解したり、学んだり、考えたりする時に大きく分けると３つのタイプに分かれます。
その３つとは「視覚」「聴覚」「体感覚」。
映像やイメージでものごとを理解する度合いが強い人は視覚優位。
音や言葉でものごとを理解する度合いが強い人は聴覚優位。
感覚や実作業等を通じてものごとを理解する度合いが強い人は聴覚優位。
私は完全に視覚優位。
だから、テレビやラジオ、新聞で「高速道路でバス事故が発生」などという報道を見る、読む、聞くとすぐに頭の中に事故現場のイメージが浮かんでしまいます。
将来の目標を立てるときもまずは映像でイメージすることが多い。
一方、うちのカミサンは体感覚が優先。
だから、マニュアルなどは一切読まないし、実際にやってみてものごとを理解する。
どのタイプが良い・悪いではない。
そういう傾向が人にはある。
また、時と場合、環境によって３つの感覚を使い分けて、あるいは複合しているので、必ず１つのタイプだけでものごとを理解するというわけではない。
でも、利き腕があるように、人には利き感覚がある。
それが「視覚」「聴覚」「体感覚」。
これを理解すると何が便利なのか？
何が良いのか？
例えば、私とカミサンが会話をするとしよう。
私「それってどんなイメージなの？」
カ「なんか、ふわふわした感じ。」
私「色は？形は？」
カ「感じとしては手のひらくらいかな。」
私「ぜんぜん、あなたのイメージしているものが見えないんですけど」
カ「実感できない？」
上記の会話での私とカミサンの感覚の違いが分かるだろうか。
私は視覚が優位なので見ようとする。
でも、カミサンは体感覚が優位なので感じようとする。
だから・・・・・会話がかみ合わなくなり、コミュニケーンが上手くいかなくなる可能性がある。
相手の主な感覚が分かれば、それを言葉で伝えることができる。
たとえば
私「それってどんな感じなの？」
カ「なんか、ふわふわした感じ。」
私「大きさは？」
カ「感じとしては手のひらくらいかな。」
私「結構、小さくて軽いんだね。」
カ「そう！」
という会話になる。
視覚優位な人は
「見る、明るい、暗い、見渡す、映す、想像する、見通し、輝く、きらめいた」
といった言葉が多くなる。
聴覚優位な人は
「聞く、言う、話す、相談する、教える、説明する、口に出す、鳴る」
といった言葉が多くなる。
体感覚優位な人は
「感じる、触れる、温かい、冷たい、把握する、柔らかい、つるつるした、抱く」
といった言葉が多くなる。
上司や部下、スタッフ、そしてお客さんとコミュニケーションするときに少しだけこんなことに注意してみよう。
きっと、あなたが望む良好な関係構築に役立つと思うよ。
PS.
お客さんは心で好き嫌いを感じて興味を抱くので、心理学スキルを学ぶことはビジネスに役立ちますね。
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「聞く、言う、話す、相談する、教える、説明する、口に出す、鳴る」
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「感じる、触れる、温かい、冷たい、把握する、柔らかい、つるつるした、抱く」
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