池袋東武百貨店・靴のカリスマ/講演講師依頼で人気の酒井とし夫
先日、個人ページで池袋東武デパートにいらっしゃる、私が大ファンの販売員さんについて書きました。
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(高林さんの了解を得てお名前と写真を掲載しています。)
以前、高林さんが応対してくださり靴を買ったことがあります。
その時に、私が靴の手入れについて質問をしたら
「今日はお時間はございますか?」
と聞かれた。
私が「はい」と答えると、高林さんは自前のメンテナンス用品一式を準備して、一から十まで手入れの方法を全部を教えてくださいました。私のために1時間以上も費やしてその時に買った靴を手に持って、手入れの順序やコツを説明してくださり、実際に目の前で磨いてくれました。
高林さんの手によって手入れされた靴がそれまでにも増してイキイキしてピカピカになり、嬉しそうな表情になる様子を目の当たりにして私は心底感動してしまいました。
また、その間の高林さんの話ぶり、そして丁寧なメンテナンスの様子から本当に靴に愛着を持っていて、お客さんにも靴を大切にして長く愛用して欲しいと思っている気持ちがひしひしと伝わってきました。
その日、私はその売り場で
「この靴はいいな!」
と思い、靴を購入しました。それだけであれば多分、私は次に靴を買うときには他のお店で買ったと思います。なぜなら私は「靴という商品に惚れた」からです。
でも、その時に私は靴の魅力以上に、セールスマンである高林さんの人間としての魅力に強く強く魅かれたのです。私は靴以上に「高林さんに惚れた」わけです。
そして、私は高林さんがいる限りビジネスシューズは池袋東武デパートの5階で買う、と心に決めています。
靴はどのお店で買ってもたいてい同じような靴を買うことができます。
自動車はどこで買っても同じような車を買うことができます。
薬はどこで買っても同じものを買うことができます。
本はどこで買っても同じ。パソコンもどこで買っても同じ。玉子もどこで買っても同じ。ワインもどこで買っても同じ。たいていの商品はどこで買っても同じようなものが手に入ります。
でも、そのお店でしか手に入らないものもあるんだよ。
PS.