商売繁盛ビジネス心理学 講演依頼講師依頼とコンサルティング・コーチングで人気の酒井とし夫

こんにちは、酒井とし夫です。講演家、作家、コンサルタント、コーチングコーチとして年間100本以上の依頼を受けて日本全国の商工会議所、商工会、商工会連合会、中小企業家同友会、経済団体、企業、行政団体を周って講演、研修、セミナー、コンサルティング・コーチングを行っています。

トップセールスマンとモテ男は感情に対応する/コミュニケーションコーチング

☆ビジネス心理学講師・酒井とし夫のメッセージ 580☆

【モテ男は感情に対応する】

週末2日間は都内でコミュニケーション心理学のセミナーに参加。

 

価値観、コミュニケーションでの観察法、人の知覚の特徴、主観的傾聴・客観的傾聴、非言語の対応、リフレーミング、自己成長モデル、関係性の影響、価値観、気づく力・・・座学と実習で2日間びっちり学んできましたが、強く印象に残ったのは「感情に対応する」ということ。

コミュニケーションの達人やカリスマセールスマンはこれが上手いという。

 

その時、一緒に実習をした20代半ばの女性がこんな話をしてくれた。

 

「この間、レストランで食事をしていたら彼に『まだ、たくさん料理が残っているじゃないか。もったいない!』と言われて、ムカッ!と来たんです。」

「その時はなんと言って欲しかったの?」

「『料理が残っているけど具合が悪いの?無理しないでね。』とか言って欲しかった。」

 

分かるだろうか?

これが「感情に対応する」ということだ。

 

他の例を出そう。

あなたが歩いている途中に道端でお腹を抱きかかえてうずくまっている高齢者を見かけたとする。

 

「大丈夫ですか?」

と声を掛ける。

すると、その高齢者は

「はい、大丈夫です。」

と言うが、顔は青ざめて汗をかいている。しかも、時折、痛そうに顔をしかめて、うずくまる。息も苦しそうである。

 

さて、あなたはどう対応するだろう?

当然、相手の「大丈夫です。」という言葉をそのまま受け取らないだろう。

相手をそのまま放ってはおかないだろう。

 

これは大げさな例かもしれないがコミュニケーションでの本音は「言葉以外のところ」に出る。

 

レストランで食事をしている彼女の箸が進まない。

「どうしたの?美味しくないの?」

と彼が聞く。

「美味しいよ。」

と、彼女が答える。

しかし、お皿には料理がまだたくさん残っている。

彼女の本音はどこにあるのだろう。

その時の感情はどんなものだろう。

そこに気づくか気づかないかで差がでる。

 

上司が部下に聞く。

「例の企画は順調に進んでいるのか?」

部下が答える。

「それが・・・」

上司が言う。

「なんだ?何か問題なのか!」

部下が目をそむけながら答える。

「いえ・・大丈夫です。ちゃんと間に合わせます。」

彼の本音はどこにあるのだろうか。

その時の感情はどんなものだろう。

そこに気づくか気づかないかで差がでる。

 

私は何度もメルマガやフェイスブック、ブログで書いているけどあなたはコミュニケーションにおける言葉の影響度合いが何パーセントだったかを覚えているだろうか?

 

コミュニケーションの上手な人というのは「言葉」にも「言葉以外」にも対応できる人のこと。

 

実は言葉以外の部分で共感ができると相手は

「この人は私のことを分かってくれている」

と感じる。

 

言葉で

「分かります!分かります!よく分かりますよ。あなたの気持ちは」

と100回口にしてもダメなのだ。

 

コミュニケーションの達人もカリスマセールスマンもモテ男もその「肝」は同じ。違いを生む人、との違い、に気づくと、結果に違いがでる。

 

PS.

私が何年もかけて学び身に付けているコミュニケーションの「肝」を指導する2日間セミナーを開催します。詳細は下記で。

▼ビジネス・コミュニケーションコーチングセミナー

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