商売繁盛ビジネス心理学 講演依頼講師依頼とコンサルティング・コーチングで人気の酒井とし夫

こんにちは、酒井とし夫です。講演家、作家、コンサルタント、コーチングコーチとして年間100本以上の依頼を受けて日本全国の商工会議所、商工会、商工会連合会、中小企業家同友会、経済団体、企業、行政団体を周って講演、研修、セミナー、コンサルティング・コーチングを行っています。

効果的な編集/商売心理学講演講師

◆柿の実 「庭の柿の実が色づいてきました。 カミサンも食べるのを楽しみにしています。 今年もそろそろ食べごろでしょうか。」 ・・・って、上記はフツーの文章です。 これをちょっと編集してみましょう。 「庭の柿の実が色づいてきました。 緑の葉が茂るあちこちに赤味がかった橙色(だいだいいろ)の 実が見えています。 指で下から少し押してみるともう熟れている感じがします。 隣にいたカミサンが言います。 「去年もひと口食べたらとろけるような甘みが広がったよね。」 今年もそろそろ食べごろでしょうか。」 前の文も後の文も同じことを表現しています。 ただし、後の文の方がリアルでしょ。 後の文はあるスキルを使って編集しています。 それは読み手の視覚、触覚、聴覚を刺激しているということ。 具体的には次のような編集です。 庭の柿の実が色づいてきました。(視覚編集) 緑の葉が茂るあちこちに赤味がかった橙色の実が見えています。(視覚編集) 指で下から少し押してみるともう熟れている感じがします。(触覚編集) 隣にいたカミサンが言います。(聴覚編集) 「去年もひと口食べたらとろけるような甘みが広がったよね。」(触覚編集) 今年もそろそろ食べごろでしょうか。 人は視覚、触覚、聴覚を通して物事を理解、体験しますが、 心理学的には人によってどれかの感覚をメインに使っていると言われています。 そのため、 「庭の柿の実が色づいてきました。 今年もそろそろ食べごろでしょうか。」 ・・・と書くと視覚を使って物事を理解、体験する傾向が強い人には 伝わるけれど、触覚や聴覚をメインに使っている人には あまり理解されないことになります。 「柿の実を指で下から少し押してみるともう熟れている感じがします。 今年もそろそろ食べごろでしょうか。」 ・・・と書くと触覚を使って物事を理解、体験する傾向が 強い人には伝わるけれど、視覚や聴覚をメインに使っている人には あまり理解されないことになります。 そのため、不特定多数に向けて文章を書くときは 視覚、触覚、聴覚のそれぞれの表現を混ぜて使うと良いですね。 もちろん、このことは話し言葉にも当てはまります。 あなたが話していて、もし相手にうまく意図が伝わらない場合には こちらの伝える「感覚」と、相手の理解する「感覚」が異なっている 可能性があります。 書き言葉も話し言葉も視覚、触覚、聴覚を意識すると 表現力と説得力が高まります。 ☆フェイスブックページでしか読めない人間関係改善、交渉、プレゼン、ビジネス心理学スキル好評公開中。既に5800いいね!突破中。