影響力の時間／講演依頼講師依頼で人気の酒井とし夫
「いや～！！酒井さんの講演は素晴らしい！！
他の講師とは違う。またぜひお願いします！！」
・・と主催者さんに言われても、その影響力が持続する時間は短い。
仕事では相手に信頼してもらうことの重要性はいわずもがなだけれども、
実は信頼のある人によって与えられた影響は約１ヶ月ほどでなくなり、
その影響度合いは信頼性の低い人によって与えられたものとあまり
変わらないという実験結果があります。
（参照：「トップ営業が使う説得学」 榊博文著 ダイヤモンド社）
そのため、どんなにいい仕事をしてもそのままお客さんを放っておくと
１ヵ月後にはほとんど影響力がなくなる。人の心は移ろいやすく、
人の記憶は日々失われていく。
せっかくいい仕事をしてもわずか１ヶ月で忘れられてしまう。
だから！！
礼状、メール、そしてニュースレターのような定期的な接触
ツールが必要になる。
「礼状やメールで仕事が取れれば苦労しない。」
「ニュースレターは仕事に結びつかない。」
という人には無理には薦めません、
・・・だって、効果があるのは継続した事のある人だけが分かるから。
実際に私も礼状、季節の葉書、メール、フェイスブックのでの
つながり、そしてニュースレターはお客さんには必ず送っています。
それももう何年も続けています。
仕事ではまずお客さんに自分の存在を知ってもらうことが大切。
その後で興味を持ってもらい、信頼してもらい仕事を発注してもらう必要がある。
そして、仕事では予想を超える質と量を提供することが必要。
ここまではちゃんとした人なら誰でもやる。
問題はこの後だ。
お客さんを放っておくと１ヵ月後にはほとんど影響力がなくなる。
だから、忘れられないようにしなくてはいけない。
忘れられないと、またリピートが発生するのだ。
そして、口コミが生まれ、紹介先が増える・・・この流れを
一生続けるのがビジネスだ。
「そんなことをウチのような人手の少ない中小零細企業では全てできない！」
と言う人もいる。
そう？
本当にそうだろうか？
だって、ちゃんとビジネスを好循環のサイクルで回している人はこれをやってるんだけど。
人数が少ないことがマイナスにはならない。
人数が多ければ固定費がかかる。少なければ少ない人数でお客さんに
自分の存在を知ってもらい、興味を持ってもらい、信頼してもらい
仕事を発注してもらい、忘れられないようにしなくてはいけない・・・
それができる方法を考えるしかない。
どんなにいい仕事をしてもそのままお客さんを放っておくと１ヵ月後には
ほとんど影響力がなくなるだ。そして、あなただって１ヶ月以上連絡が
ない人と仕事をする頻度は低いはずです。
自分も人、お客さんも人。人の心は同じ。
