有能無能／商売心理学 商工会議所他の講演講師依頼で人気の酒井とし夫

商売心理学！全国で講演会講師として人気の酒井とし夫 | Facebookページも宣伝
☆酒井とし夫の新刊本　アマゾン書店マーケティング・セールス部門第一位獲得 =>『予算ゼロでも効果がすぐ出る　売り上げが３倍上がる！販促のコツ４８』好評発売中。 ◆有能無能 先日、美容室を経営している方と話していたときのこと。 その人がこう言った。 「お客さんの要望を聞こうとするのだけれど、本心を言ってくれない人がいる。 そういうお客さんは次第にお店に来てくれなくなる。だから最近、お客さんとのコミュニケーションやカウンセリングの重要性に気がつき始めた。」 だから、コミュニケーションに関する本を読んだり、セミナーに参加しているらしい。 そして、こんなことも言っていた。 「お客さんと良いコミュニケーションを取ろうと思って、本に書いてあることを実際に試してみるんだけど、気がつくと元の自分の今までのやり方に戻っているんだよね。どうしたらいいんだろう？」 ・・・ありますよね。こういう状態になることって。 問題や課題が発生して、それを解決するために何か新しいスキルを身に付けたいと思い、何度かトライするけど、上手にできなくて、結局、しばらくすると今までどおりのことをやってしまっている自分に気づく。 あなたにもありませんか？ 人が何かを学習する時には次の段階を経ると言われています。 （1）無意識的無能 （2）意識的無能 （3）意識的有能 （4）無意識的有能 （5）無意識的有能かつ意識的有能 （1）無意識的無能 この段階は何も知らない、知らないということにも気づかない段階。 （2）意識的無能 あること（＝課題を解決するスキル）について知っている、理解しているけれど、うまくできない段階。 （3）意識的有能 あること（＝課題を解決するスキル）について意識して実行すると、できる段階。 （4）無意識的有能 あること（＝課題を解決するスキル）について意識しなくても、できる段階。 （5）無意識的有能かつ意識的有能 意識しなくてもできるし、意識してももっと上手にできる段階。 車の運転をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。 最初は運転すること自体に興味も関心もないので何も知らない状態。そこから教習所に通うようになり、車の仕組みや運転の操作方法については理解しているけれどうまく運転できない段階を経て、意識しながらなんとか運転できるようになる。 そして、運転を繰り返すうちに意識しなくてもちゃんとドライブできるようになる。 どんなスキルを修得する時もこれと同じ。 「実際に試してみるんだけど、気がつくと元の自分の今までのやり方に戻っている」のは（2）意識的無能の段階にいるということ。 ここを経ないと（3）には行けません。 （3）や（4）（5）に到達するためには、その過程で必ず（2）を通ります。 そして、（2）を繰り返すことにより次の段階に進むことができます。 従って、「お客さんと良いコミュニケーションを取ろうと思って、本に書いてあることを実際に試してみるんだけど、気がつくと元の自分の今までのやり方に戻っているんだよね。どうしたらいいんだろう？」という問いに対する答は、「もし、そのスキルを身に付けたいのであれば、何度も続けてください！」ということになります。 何かを身に付けようとしてなかなか身に付かないと悩んでいる人は、自分は今どの段階にいるのかを意識しましょうね！ PS. =>DVD『すぐ効くビジネスで使える心理学スキル』 =>酒井とし夫の講演会・ビジネスコミュニケーション研修会の詳細はこちら 講演会講師実績その1　　講演会講師実績その2 講演会の感想1　　講演会の感想2 講演依頼　研修講習会依頼