商売繁盛ビジネス心理学 講演依頼講師依頼とコンサルティング・コーチングで人気の酒井とし夫

こんにちは、酒井とし夫です。講演家、作家、コンサルタント、コーチングコーチとして年間100本以上の依頼を受けて日本全国の商工会議所、商工会、商工会連合会、中小企業家同友会、経済団体、企業、行政団体を周って講演、研修、セミナー、コンサルティング・コーチングを行っています。

商売人パワーアップセミナー/講演依頼で人気講師・酒井とし夫

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☆ビジネス心理学講師・酒井とし夫のメッセージ 392

一昨日、新潟県十日町専門店会さんのお招きで「十日町売人パワーアップセミナー」の第二回目を開催しました。

今回ご参加頂いた皆さんには短時間で広告コピーを1本作って頂きましたが、やはり目的を決めて、時間を決めて、そして相手のためにコピーを作成してもらうと文章の素人であっても「これはウマイ!」と私も唸るようなコピーが完成することをあらためて実感しました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。第三回めはプレゼンや交渉での言葉の使い方を実習しますね。

そして、セミナー後に専門店会の役員さんと会食。
そこでいつも陽気なお話をしてくださる老舗和菓子屋の60代の会長さんが30年以上前に行っていたお客さんの心をつかむ「ある販促活動」のことを聞きました。それは何だと思いますか?

今から30年以上前に会長さんがお客さんの心をつかむためにおこなっていたこと・・・それは、ニュースレターだそうです。

おそらくニュースレターと言う概念は当時は無かったのではないかと思いますが、ミニ新聞のような体裁で発行されていたとのこと。その当時のことを知る人は口々に「あれはユニークな新聞だった」「記事のひとつひとつが面白くて毎回読んでいた」と言います。

部数にして700部程度だったそうですが、毎号、会長自身でお客さんのことを思いながら記事を書き、雪の降る中でも(十日町は豪雪地区です)毎回お客さんのところへ配って歩いたそうです。今でも駅前や郊外に立派な店舗を構えていらっしゃいますが、地域の一番店です。

会食では私と会長さんが隣の席でしたので他にも多くの仕事に関するお話を伺いましたが、そこであらためて商売人に必要だと感じたのは次の5つこと。

1.目標を持つ
2.やるべきことをコツコツと続ける
3.勉強好き
4.やってみてダメだったら他のことをやる
5.明るく元気


会長は小さな店舗を構えていた20代の頃からこう言っていたそうです。
「100億円企業になる」
そして、それは30年以上の時を経て、地域のお店が共同で出資、運営しているショッピングセンターという形で実現しました。

周りの人には
「あの人は何をやっているんだ?」
といぶかしがられながらも、雪の中ニュースレターを配り続けました。
もちろん他の販促活動尾も併せてコツコツと継続しています。

また会長は忙しい合間をぬって仕事や人生に関する本を読み、セミナーに参加して、コンサルティングを受け、経営から食品、人の心、自己啓発、神様の話まであらゆる分野に造詣が深い。

さらに、非常にアイデアマン。
「こんなことをしてみたらどうだろう?」
「こんなことを考えているのだけれどどう思う?」
「今度、こういうことをやろうと思っているんだ!」
と次から次へとアイデアが溢れ出る。
生まれたアイデアは実行してみて、改良点があれば修正し、結果が出なければまた次のことを考えて何年も何年も何十年も実行し続けている。

そして、とにかく明るく元気。
会長のそばにいるだけで場が明るくなる。
その声を聞き、笑顔を見て、肩をポンと叩かれるだけでこちらまでなんだかウレシクなる。難しい顔で商売を語る人がいるけれど私は商売人のもっとも根本的な素質は明るさだと思う。そして、それは私が知る限り持って生まれた才能ではなく努力と練習で身に付けた魅力だ。

懇親会後、ホテルでこう思った。
「講演会で一番刺激を受けているのは自分だな」

来週から東京、福島、岡山、和歌山と周りますが、日本各地でどんな刺激を頂けるか、想像するだけでもワクワクしてきます。

 

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