二人のタイプ／商売心理学 商工会議所他の講演講師依頼で人気の酒井とし夫
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◆二人のタイプ
先日、お二人の方と打ち合わせをしました。
お二人は同じ会社の人なのですが部署が違います。
お二人の年齢は１０歳以上離れています。
ひとりがＡさん、もう一人がＢさん。
３０分ほど話していて二人の物事に取り組む姿勢のタイプが違うことに気がつきました。
Ａさんは
「こうしたい。」
「これを作りたい。」
「こんなイメージにしたい。」
といった言葉が多い。
一方、Ｂさんは
「それは他の部署から問題がでるかもしれないな。」
「試してみて様子を見たほうがいい。」
「そこがネックだな。」
といった言葉が多い。
Ａさんはタイプとしては目的型です。
Ｂさんはおそらく問題回避型。
Ａさんのような目的型の人は目標を明確にしてそこに進むことを楽しむタイプ。
Ｂさんは問題が起きないように、リスクを抑えながら進むタイプ。
Ａさんは行動が先になるため問題が起きやすいし、Ｂさんはリスクを考えすぎてチャンスを逃がすこともある。
どちらが良い悪いではなく人によってこういった傾向がでます。生まれ持った性格なのか、後天的なものなのか分かりませんがあなたの周りにもこういったタイプがいるはずです。
このようなタイプが分かるとこちらの話し方も変える必要があります。
たとえばＡさんには
「前例が無いので止めておこう。」
「もう少し時間をかけてリスクを見極めよう。」
と言っても理解されません。
反対にＢさんに
「リスクを考えていては何もできませんよ。
とりあえず動きましょう。」
と言っても理解されません。
良い悪いではなくタイプが違うのです。
Ａさんは目標実現という観点から物事を考える傾向があるので
「ここを乗り越えると実現しますね。」
「新規客を獲得するためにこのアイデアを実行しましょう。」
といった説明が有効になります。
Ｂさんには
「ここを調整すれば問題は解決します。」
「このアイデアを実行することがリスクを減らすことつながります。」
という説明をすると受け入れられやすくなります。
どんな人も完全に目的型と問題回避型に分けられるわけではありませんが、相手の口調、言葉、普段の態度からおおよそのタイプは分かります。
コミュニケーションで大切なのは何を言うか、ではなく、相手にどう伝わるか、です。
相手の受け入れやすい言葉を使うとセールスもプレゼンにも効果が現れます。
さて、あなたはこのスキルを自分の仕事にどう応用しますか？
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◆メールアドレス info☆middleage.jp
（↑メール送信時は☆は@に変えてください。)
◆FAX ０２５－５６２－２７１５
メールやＦＡＸには件名『講演資料希望』と明記のうえ、お届け先ご住所、御社名や団体名称、部署、ご担当者名、お電話番号をご記入ください。１週間以内に講演資料をお届けします。送料も無料です。
※こちらからお電話することはありませんが、ヤマト運輸さんの発送伝票に記載する必要がありますのでお電話番号も正確にご記入ください。
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